ordinary & tough products
アメリカン・カジュアル、略してアメカジ。
さて、古き良きアメリカ製の服が
「タフである」というのは
今さら言うまでもないことかもしれないが、
その中でもさらに、
5点に1点ぐらいの割合で、
「異常なまでにタフ」
というアイテムがあるように思う。
ごくごくありふれたTシャツやスウェットで、
特別大切に扱っているわけでもないのに
何故かいつまで経っても壊れない、破けない・・・
気がつけば10年以上着ている・・・
そんなアイテム。
ちなみに先日、
あのO谷木氏と話をした時、
「15年着ているロングジョンのサーマルTがある」
というような話を聞いた。
アメカジ派ピープルなら
誰もがそんなアイテムを何着かずつ、
持っているのかもしれない。
いや、もちろん僕も、その一人。
まずはこの、何の変哲もない、
ごくありふれたポロシャツ。
ブランドはあの「L.L.Bean」。
もちろん、
日本に本格上陸する前のL.L.ビーン。
どれくらいありふれているかというと、
ワンポイントの刺繍もワッペン何もない、
完全に無地のシンプルな1着。
そしてカラーは「グレー」というより
「オートミール」と言うべきか、
ナチュラルな風合い。
この風合いがアメカジなのか、と
当時の僕(若かったな)は、憧れたものだ・・・。
タグに表記はないが
made in U.S.Aで、間違いなさそうだ。
確か15年以上前に購入して、
やや生地が薄くなってきたけど、
穴が開いたり破けたりした箇所は一つもなく、
いまだに現役。
その15年間で、「P」社のポロシャツを、
何枚買い替えただろう?
いや、数えきれない・・・。
そしてもう1着、
何の変哲もない、ごくありふれた
カレッジプリントのスウェット。
どれぐらいありふれているかというと、
そのボディはチャンピオンではなく
「ラッセル(RUSSELL)」。
チャンピオンには手の届かなかった
当時の僕でも買えた、お手頃価格の一着。
こちらももう15年以上着て
プリントは随分はがれたものの
(それがまたいい味なのだが・・・)
穴も破れも、一切ない。
「チャンピオン至上主義者」だった
当時の僕(若かったなぁ・・・)に
「ラッセルでもここまでタフなのか・・・」と
思い直させてくれた1着。
made in U.S.A。
ちなみにこの2着、
購入したのはどちらもあの、
町田の老舗「クラウドナイン(Cloud 9)」。
改めて敬意を表したいですね。
こういったアイテムが持つ独特の味、
何とも言えない雰囲気・・・
僕はそれをずっと、今でも、
追い求めているんだと思う。
by boppuccino | 2008-07-12 23:59 | products