Thom respects Tsuthom ?
昨日紹介した雑誌「ブーン」でも
大フィーチュアされていたのがトム・ブラウン。
今やトムさんの載っていない
男性ファッション誌を見つける方が難しい、
と言っても過言ではないはず。
まさに時代の寵児。
そしてアメリカントラッドの救世主。
さて、そんなトム大先生の
春の新作を見ていたら、
「おおっ、これは・・・」
何と・・・
大半のスーツのジャケットが、半袖であった。
ジャケットは半袖でシャツは長袖なので、
シャツの袖がジャケットからはみ出ることになる。
うーん、何とも斬新なスタイル・・・。
さすがトム・ブラウン・・・。
と思ったのだが、あれ?
これって、どこかで見たような気が・・・。
確か羽田孜元首相あたりが
こんなスタイルでキメていたような・・・。
そう、まさに、
「省エネルック」ではないか・・・。
ガーン。
「省エネルック」は1970年代後半、
第二次石油ショックをきっかけに
当時の政府によって提唱されたスタイルだという。
が、圧倒的な不人気を誇り、
普及しないまま消えていったという。
羽田孜氏を除いて・・・。
そんな、日本トラッド界が誇る
最も過激な保守派スタイル(?)が、
2008年、意外なきっかけでリバイバル・・・?
そして奇しくも世の中は
当時と同じく、石油の価格高騰に混乱している。
これは何かの運命なのか?
トム・ブラウンの、
あまりにも「微妙な」挑戦状に、
日本のお洒落ピープルはどう反応するのか、
興味深く観察したい。
いや、僕は絶対に省エネルック、着ませんよ。
でも真夏は涼しくていいかも・・・。
by boppuccino | 2008-04-02 23:59 | products