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Matsuura's children

雑誌「オリーブ」亡き後、
「オリーブ少女」たちはどこへ消えたのか?

個人的には大変興味深いテーマであり、
ぜひ「週刊文春」あたりで
「あの人は今」的に取り上げて欲しいものだが、
そんな気配は皆無。

さて、そんなテーマに対し、
多くの人は、おそらくこう答えるのでは?

「オリーブ少女?
それなりに歳もとったし、
今はクウネルでも読んでるんじゃない?」

確かに、それは真っ当な指摘。
同じマガジンハウスだし・・・。

そして書店に行けば、
「クウネル的」雑誌は、
確実に増えている・・・。

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落ち着いた雰囲気、
日常生活に密着した記事、
かといって生活感は出過ぎず、
その「地味お洒落」な雰囲気に、
趣味の良さが滲み出ている・・・。

そんなテイストの雑誌が並ぶ中、
ふと気になるのが
日本における「ヴィンテージな」生活雑誌、

それは・・・・
「暮しの手帖」。

「クウネル的」雑誌の元祖?

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その創刊は何と1946年というから
創刊からすでに60年・・・。

かつては一家に一冊、
必ずのように置いてあったというが、
今は・・・?
その存在すら知らない人の方が多いのでは?

いや、実は僕も
ちゃんと読んだことは一度もないのですが・・・。

実際、ここ数年売り上げは減少を続け、
厳しい状況にあるらしいのだが、
そんな「暮しの手帖」の新編集長に、
松浦弥太郎氏が就任したという・・。

松浦氏といえば
中目黒のオシャレ古書店「COW BOOKS」の店主であり、
またエッセイストとしても様々な著書がある。

そして何と言っても、
「オリーブ」や「relax」を始めとする
マガジンハウス系雑誌に、
たびたび登場していた「キーパーソン」であり、
「オリーブ・ファミリー」の一員、と言っても
決して過言ではないかと思われる。

そんな松浦氏が「暮しの手帖」に参加、
しかも編集長とは・・・。

あまりにも斬新で、
あまりにも鋭い人選・・・。

変わらないために、変わり続ける
「暮しの手帖」に
敬意を表したいです。

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さて、ここで気になるのは
かつて「オリーブ」で松浦氏の文章から
人生について多くを学んだ、
元オリーブ少女たちの動向。

「松浦さんだから・・・」という理由で、
一体どれだけのオリーブ少女が
「暮しの手帖」に流れるのか?

今後の動向から、目が離せません。

by boppuccino | 2007-02-11 23:59 | products