一部の、いや本当にごく一部の、
ヒップ・ミュージック愛好家にとって
2006年秋冬シーズンのトピックスといえば・・・
「ジョージィ・フェイム(Georgie Fame)の旧作、
一挙に再発。紙ジャケ仕様。」
これで間違いないと思われるが、
11月22日の第1回再発(4作品発売)から、
気がつけば早1ヶ月。
今日12月20日は、その第2回目の再発。
彼の60年代後半から70年代前半、
エピック時代の6作品が一挙に発売された。
第1回再発の4作品を「大人買い」した
中林直樹氏(雑誌「ジャズ批評」ライター/TROVADOR代表)は
今回もまた全作品を大人買いしたのでしょうか?
たぶん買ってるハズ・・・・。
さて、僕はというと
第1回同様、大人買いは断念し、一枚だけ購入。
今回再発の作品群から1枚となると、
やはり気になるのがライブアルバム。
で、選んだのがコレ。

「ショーティー・フィーチャリング・ジョージィ・フェイム」
1970年発表のライブ・アルバム。
5人編成のバンドで「ロック寄りのジャズ」とでもいうような、
タイトな演奏が繰り広げられている。
モーズ・アリスン「Parchman Farm」や
ウィリー・ディクソン「Seventh Son」のカヴァーなど、
「いかにも」な選曲にも
「ニヤリ」とさせられてしまう・・・。
やっぱりジョージィ・フェイムはライブが最高、と
改めて思ってしまう、そんな一枚。
そしてライナーノーツはなんと
ブロッサム・ディアリーが書いている、という
嬉しすぎるオマケ付き。
ちなみに・・・・
僕はジョージィのライブを一度だけ
生で観たことがある。
確か1997年か1998年だったか、彼は来日し、
まだ移転する前の「ブルーノート東京」に
1週間出演したのだ。
その時のメンバーがかなり豪華で
ドラムスがバーナード・パーディー、
ギターがコーネル・デュプリー、
サックスがロニー・キューバだった。
(ベースは忘れました・・・・)
そのライブの素晴らしさは、
10年近く経った今でも忘れていない。
が、あれから10年・・・
おそらくジョージィ・フェイムの
来日公演は、その後1度も実現していない。
今回の再発を機に、
ぜひ来日公演、実現して欲しいです。