キャンバススニーカーの名品、
コンバース「オールスター」。
アメカジにおける基本中の基本アイテムも、
1990年代後半にはアメリカ本国での生産を終了し、
その生産地は中国やインドネシアなどに移転。
それ以前は、アメカジショップであっても、
商店街の靴屋であっても、
コンバース・オールスターといえば
すべて「made in U.S.A」が当たり前で、
そこには何の付加価値もなく、
3000円か5000円ぐらいで、
いつでもどこでも売っていた。

写真は僕が所有するオールスター。
80年代のモデル。
実はこれ、僕が高校入試の時に
受験先の学校の校舎で履く「上履き」の
代用品として購入したもの。(たしか3000円ぐらいで購入)
結局その後もあまり履く機会はなく、
今では「箱付き・コンディション良好」の、
お宝アイテムに・・・。
さて、そんなかつての激安スニーカーも、
今では貴重な「made in U.S.Aモデル」として、
古着屋を中心に、デッドストック(新品)なら
1万円前後、いやそれ以上の価格で平然と売られている。
確かに、生産中止の貴重なアイテムだし、
これから先、必然的に数が減っていくことを考えると
今のうちに購入しておきたいのだが、
でも・・・・
かつては商店街の靴屋で
3000円ぐらいで買えた靴に
1万円以上出す、というのは、
どうにも抵抗があり、違和感を覚えてしまう・・・。
いや、きっと今でも
U.S.Aオールスターを普通の値段で売っている
良心的なお店が、必ずあるに違いない・・・・。
あった・・・・。

都内某所の某アメカジ系ショップにて、
90年代、おそらく最終期のmade in U.S.Aモデルを発見。
サイズもピッタリ。
カラーも僕が最も好きな「生成り」であった。
気になるお値段は・・・・5800円。
ごく普通の、良心的な価格と言えましょう。
K太君、どう?
いいでしょ?
それにしても、
ごく普通のコンバースを入手することが
これほどまでに感動的な行事になるなんて、
高校入試の時には、
まったく想像もつかなかった・・・。