雑誌「オリーブ」亡き後、
男でも読めるような女性ファッション誌は、
ほとんどなくなってしまった。
かつては「anan」あたりでも、
手に取ってパラパラめくっているだけで
いろいろな情報を入手できたものだが、
最近は「強運な女になる」とか
「オーラのある女になる」とか、
さらには「愛されるおっぱいの作り方」とか・・・・
そんな感じの特集ばかりで、
さすがに今では立ち読みすらしなくなってしまった。
そんな中で唯一、
僕が注目しているのは「FUDGE(ファッジ)」。
デザインもかなりクールだし、
ファッションだけでなく、
音楽やアート系にもかなり力を入れている。
そしてそのセレクションも相当、本格派で、
音楽の記事など、かなり参考になる。
他に「お買い物&カフェ特集」で紹介されるお店も、
かなり渋めのセレクションで、
僕にとっては、非常に「使える」雑誌。
さて、その「FUDGE」の男性版、
「men's FUDGE」が2006年の春に創刊された。
といっても今はまだテスト段階なのか、
年2回ペースでの刊行のようだ。
そしてつい先日、9月9日に、
「men's FUDGE」第2号がリリースされた。

その特集は「Are you Jazz or Rock?」。
「ジャズスタイル」と「ロックスタイル」に分け、
それぞれのテイストを織り込んだスタイルを提案している。
そしてファッション関係者に
「あなたはジャズ派?ロック派?」というような
リサーチも行っていて、とても興味深い。
じゃあ僕はどっち派かというと、
今は完全に、ジャズ派になってしまった。
一応ジャズピアニストでもあるので・・・。
(知ってました?)
ジャズといえば、僕は普段
ブロッサム・ディアリーやベン・シドランなど、
「小粋」なジャズヴォーカリストばかり紹介しているけど、
実はストレート・アヘッドなジャズも大好きだ。
特に1950年代の、ゴリゴリのビ・バップ(Be-Bop)。
最近の若いジャズマンにはビ・バップを
「古臭い音楽」と言って軽視する人が多いようだけど、
僕にとってはそれこそが「Vintage sounds」だ。
そんなわけで、たまには「王道」の、
ブルーノートレコードのコレクションを。
全部CDだけど・・・。
ところで、
「Age of vintage」の2006年・秋冬のテーマは
「Jazz meets American casual」に決定。
オーソドックスなアメカジアイテムを使いながら、
どこかにジャズの要素を感じさせるような
「ジャジーなアメカジ」を
自分なりに追究、提案してみたいと思います。
話がそれましたが、最後に、
「men's FUDGE」月刊化を、強く希望します。