人気ブログランキング | 話題のタグを見る

What is cool resistants?

消費されて、捨てられて、それで終わり・・・・。
多くのモノが、音楽が、あるいはお笑い芸人が(?)、
次から次へと現れては消えてゆく・・・・。
そんな世の中の風潮に対して、
ほんの少しでも、
レジスタンスの気持を持ち続けたいと、僕は思う・・・。
What is cool resistants?_c0077105_0404083.gif

Magazine for Cool Resistants of the World

1993年に創刊された雑誌「Bar-f-Out(バァフアウト)」の
スタイリッシュな表紙には、そんな文字が書かれていた。

巻頭インタビューではJazz系DJの先駆者的存在、
「United Future Organization」の3人が登場していて、
他にも当時はまだ無名な存在であった
「Tokyo No.1 Soul Set」や「ラブ・タンバリンズ」等が
取り上げられていて、
当時の僕はそこに「新しい何か」を感じた。
ようやく自分が読みたい音楽雑誌が登場した、
と感じ、ワクワクした。

初期の「バァフアウト」から僕は多くのことを学んだ。
音楽だけでなく、ファッションやアート、文学など
内容は幅広かったけど、
どの記事も決して難解だったり気取っていたりすることはなく、
専門誌にありがちな、読者を見下すような態度がなかった。

自分たちの好きな世界を、読者にも伝えたい、という
熱い気持ちが紙面から伝わってきた。

一度読んだら終わり、消費されて捨てられてしまう雑誌も多い。
でも初期の「バァフアウト」は、
決して消費されて終わってしまうような雑誌ではない。
今そのページをめくってみても、輝きはまったく色褪せない。
少なくとも僕にとっては・・・・。

創刊から数年間は毎号買い続けてきた
「バァフアウト」もある時期から、
残念なことに内容・路線が、かなり変わってしまった。
それは「生き残り」のためには
仕方のないことなのかもしれないが・・・・。

先日久しぶりに本屋で「バァフアウト」を手に取ってみたが、
巻頭インタビューに登場していたのは「嵐」だった・・・。
by boppuccino | 2006-07-24 01:01 | books&magazines
<< Big Ben tag a story on ... >>