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Motoharu Sano on TV

「ブロードキャスター・佐野元春」

そんな肩書きが、
今の元春サンには相応しいのかもしれない。



数日前に彼のラジオ番組
「元春レイディオ・ショー」について書いたばかりだが、
今度は彼が企画・出演するテレビ番組が始まった。

毎週土曜の夜(23時頃)、
NHK教育テレビで放映される
「佐野元春のTHE SONGWRITERS」。

2週間ほど前に始まったばかりだが、
初回のゲストは小田和正サンだった。

2週に分けて小田サンと元春サンが
ソングライティング、それも主に歌詞について、
お互いのポリシーや経験をじっくりと語っていた。

ちなみに収録はNHKのスタジオではなく
彼の母校、立教大学の大教室を使って
行われているのもユニーク。

当然、観客は大学生が多く、
常に若い世代とのコミュニケーションを
積極的に図ろうとしてきた
元春サンのアティテュードが、
ここにも表れているようだ。

元春サンについて書いているとつい、
「アティテュード」なんて言葉を
使ってしまうのであった・・・。



さて、この番組の冒頭で元春サンは

「シンガーソングライターは現代の詩人である」

と語っている。

僕も一応、自分で作詞・作曲をする人間なので、
こういう、元春サンのポジティブで理想主義的な発言が
テレビから聞こえてくると、とても勇気づけられる。

でも僕は自分が現代の詩人だなんて
とても思わないけど・・・。



さて、僕はある時期から「音楽界」と「音楽業界」は
何かが違うような気がしていた。

その違いを一言で説明するのは難しいが、
僕が今までに出会った音楽関係者は
「音楽業界」のことしか考えていない、
と思われる人間が多かった。
そしてそれは仕方のないことだと思っていた。

が、元春サンはもっと広く、そしてもっと先まで、
「音楽界」のことを考えているんじゃないか、
そんな気がする。

そんな元春サンに、改めて敬意を表したい。



ちなみに次週のゲストは何と、さだまさし氏。
NHK的人選(?)ではあるが、
軽妙なトークになりそうで、これもまた楽しみです。

by boppuccino | 2009-07-12 23:59 | people