映画「ディア ドクター」を観た。
監督の西川美和サンの名前は
最近ずっと気になっていたのだが、
彼女の作品を観るのは、これが初めて。
あらすじについては
いろいろな場所で書かれているみたいだし、
これから観る方のためにもここでは書かないが、
いろいろと考えさせられる映画だった。
見終わってスッキリ、というタイプの
映画ではなく、むしろ終わった直後は
いろんな
「何故?」
「どうして?」
「何のために?」
が頭をよぎり、
もやもやとした気分になるのだが、
それが次の日も、3日後も、一週間後も、
ずっと残って、ついいろいろと考えてしまう。
そしていつの間にか
「もう一回観たいな・・・。」
と思ってしまう、そんな映画だった。
もう一回観たら、
たぶんまた新たに気付くことがたくさんありそう。
実は今回、超満員の映画館の、
唯一空いていた最前列の席で観たのだが、
できれば客席がガラガラの映画館で
もう一度観たいものだ。
映画は客席がガラガラの映画館で観るのが好きです。
それから・・・
観る前は正直、「どうなんだろ・・・?」と思っていた
主演の鶴瓶師匠だが、
これが本当に、素晴らしかったです。
あと、瑛太サンの白衣の下の
アメカジファッションも、ナイス。
それから・・・
この映画の出演者の中には、
余貴美子サンと笹野高史サンがいるのだが、
この二人、あの「おくりびと」にも揃って出ていた。
で、ふと以前に観た「おくりびと」の事を思い出す。
「おくりびと」がアカデミー賞なら
「ディア ドクター」だって、いけるんじゃない?
つい、そんな事を考えてしまうのでした・・・。