text for olive girls & boys
松浦弥太郎さんのエッセイ集、いや随筆集、
「くちぶえサンドイッチ」を読んでいる。
ユニークな古書店主であり、文筆家であり、
そして今や、雑誌「暮しの手帖」の
編集長でもある松浦さんは、
かつては雑誌「オリーブ」にたびたび登場し、
多くのオリーブ少女たちに
読書と人生の素晴らしさを説いていた。
そんな彼の好きなもの、好きなこと、
好きな場所、好きな時間、そして好きな人・・・
毎日の生活の中でのちょっとしたひとときを
何十倍にも輝かせるような文章が
この一冊の中に詰まっていて、
ページを開くと、スッと一気に引き込まれるのだ。
そして、乙女心をガッチリと掴まれる。
・・・って、僕は「乙女」ではなかった・・・。
好きなもの、好きなことに忠実である人に会うと
清々しい気分になり、また励まされる。
それは「心の眼」で物事を見て、
「心の声」に耳を傾けているからだろう。
松浦さんはまさにそんな人だと思う。
僕もそうありたいと思った。
by boppuccino | 2009-04-09 23:59 | books&magazines