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The Unique

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好きなジャズピアニストは沢山いるけど、
「age of vintage」的なピアニストといえば、
何と言ってもセロニアス・モンク(Thelonious Monk)かな、と思う。

ジャズを聴いてみたい、と
思うようになったのは大学生になった頃で、
それは単に「ジャズってかっこいい」と思ったから、
いや、正直に言えば「ジャズが好きな自分、ってかっこいいかも」
と思ったからだ。

しかし最初はジャズを聴いても全く理解できなかった。
何が理解できないかというと、
まず、どの曲も全部同じに聴こえた。
そしてどのミュージシャンの演奏も全部同じに聴こえた。
もちろんアドリブ(ソロ)の良し悪しなんてまるでわからない。

そんな僕でも一人だけ、
「聴き分けることのできる」ピアニストがいた。
それが、セロニアス・モンクだった。

彼はいつも変な和音を鳴らしていて、
ピアノの音はやけにごつごつしていて、
そしていつも妙な「間(ま)」があった。
上手いのか下手なのかよくわからない、そんな演奏だった。
ユーモアがあり、ユニークである。
当時の僕にはそれがとても新鮮で
「こんなピアニストもいるのか・・・」と思った。
自分が聴きたいジャズはこれなのかな、と思った。

そんなわけでジャズを聴き始めたころはしばらく、
モンクだけを聴いていた。
レコードのジャケットに写ったモンクは
たいてい帽子をかぶっていたのだが、
その帽子もまた変なものが多くて
昔の日本の学生帽みたいな帽子をかぶっている写真もあった。

そのうちに彼がユニークなピアニストであるだけでなく、
偉大な作曲家であることも知った。

彼の曲には美しい曲が多い。
何故こんなに美しい曲を書けるのだろうか、と
彼の曲を聴くたびに思う。

でも、そんな美しい曲を書いた時も、
モンクはきっと変な帽子をかぶっていたに違いない。
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by boppuccino | 2006-07-18 01:01 | sounds

review of Small combo

今発売中の「レコードコレクターズ」8月号、
高田敬三さんの連載コーナー
「ジャズ/ポピュラー・ヴォーカル新作案内」にて
アルバム「スモールコンボ」が紹介されてます。

「レコードコレクターズ」誌といえば、
「ミュージックマガジン」誌とともに、
かつては毎月欠かさず購読して、
大変勉強になった雑誌。

「かつては」ってことは、今はどうなの?
と聞かれるとややつらい・・・・。
スイマセン。
最近あまり読んでません・・・・。

高田敬三さんは以前から
ブロッサム・ディアリーやボブ・ドロウの
再発CDのライナーノーツに
文章を書かれていたので気になっていたのですが、
今回アルバムをぜひ聴いてもらいたいと思い
何とか連絡先を調べてもらって、
CDを送ったら結構気に入っていただいたようで、
「コレクターズ」でも取り上げてもらいました。

で、その文章を一部抜粋すると・・・

「まだ、借り物が多い感じだが・・・」

だって。
ハハハ・・・・。
でも・・・

「自分のものを確立していくと、
ユニークで素晴らしいシンガーになる可能性をもっている」

だって。
いやぁ、嬉しいですね。

高田さん、ありがとうございました。
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by boppuccino | 2006-07-16 23:23 | sounds

introduction <2>

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1960年代にジャマイカで誕生した音楽、
「スカ(ska)」に興味を持ったのは
たしか17歳の頃だったと思う。

その頃といえば図書館やレンタルCD店に通っては
ロックやポップスを無節操に聴き漁っていたのだが、
なぜか「ska」の3文字が、やけに気になった。

当時すでに日本にもスカ・バンドは存在した。
それは日本のスカ・バンドの草分け的存在、
「スカ・フレイムス」と、
おなじみスカパラこと
「東京スカパラダイスオーケストラ」
の2バンド。
(ちなみに両バンドとも今なお健在。
これは本当にすごいことだと思う。)

僕も最初はこの2バンドのアルバムを
(レンタルで借りて)聴いていたのだが、
やはり「オリジナル・スカ」が聴いてみたい、と
思うようになり、輸入レコード店に行くたびに、
「ska」のコーナーをチェックするようになった。

するとそこには
カラフルでゴキゲン、そして
どこか素朴な雰囲気を持ったジャケットのレコードが
次から次へと並んでいた。

こんなにかっこいいジャケットのレコードが
あるのか・・・、と圧倒されてしまった。

どれを買ったらいいのか、なんて
最初は全くわからなかったが、
とにかく1枚買ってみよう、ということで
一番カラフルでかっこいい、そして可愛いデザインの
「SKA-AU-GO-GO」というレコードを買った。

盤面に針を落とした瞬間、
今までに聴いたことのないような音が聴こえてきた。

とにかく、音質が悪くて
ジャリジャリ、バチバチとノイズが入るのだが、
ベースの音が太く、温かい。
そして陽気だけど、どこか醒めているような感じ。
それはまさに、当時の僕が聴きたかった音楽だった。

古い音楽だけが持つ、
何とも言えない雰囲気。
今思うと、
僕が「ビンテージサウンド」の虜になったのはこの時だった。

その後「スカタライツ」や「STUDIO ONE」、
「JACKIE MITTOO」といったキーワードを手がかりに、
僕はジャマイカン・ヴィンテージミュージックの底なし沼に
どっぷりと浸かっていく。
そして未だにそこから抜け出せない。
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by boppuccino | 2006-07-13 23:59 | sounds