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Cool wise men

クールワイズメン(Cool wise men)のライブを
初めて観て来た。

クールワイズメンはオーセンティック・スカを演奏する
7人編成の日本人バンド。
その活動歴はもう10年以上になるという。

実はクールワイズメンのトランペット担当であり
フロントマン的存在である「ミツカゼ」こと
浜田光風は、僕の中学時代の同級生だ。

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僕は中学生の頃はサッカーをやっていて、
楽器に触れるようになるのはもっと後のことだが、
光風氏は中学時代からすでにいろんな楽器を演奏していて、
将来はミュージシャンになるだろうと
誰もが思っていた。

僕は彼が楽器を演奏するのを見て
いつもうらやましく思っていたが、
その時は自分もやってみようとは、何故か思わなかった。

それから数年経ち、
僕も楽器を演奏するようになりしばらく経ったころ、
光風氏とどこかで再会して、
何度か一緒にバンドをやったりセッションしたりした。
どれもそんなに長くは続かなかったけど、
僕としてはとても嬉しい経験であった。

その後また随分と会っていなくて、
今日はたぶん10年ぶりぐらいの再会だった。

そして初めて観たクールワイズメンのライブ、
素晴らしかったです。

スカからレゲエ、そしてカリプソまで幅広く取り入れ
自分たちのスタイルを作り上げていた。
まさにヴィンテージ・エイジ・ミュージック・・・・
いや、そんな理屈抜きで、
久々に、時間の経つのを忘れるような楽しいライブだった。
そして久々に、踊っちゃいました・・・。

光風君とはまたいつの日か共演できたらな・・・と思う。

COOL WISE MEN WEB
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by boppuccino | 2006-07-30 23:23 | sounds

Big Ben

よく「人生を変えた一曲」というような記事を見かけるけど、
僕の場合、特にそういうものは存在しないように思う。

好きな曲、好きなアルバム、好きなミュージシャンは
たくさん存在するけど、多すぎて、
またジャンルもバラバラすぎて、
どれが一番、とは決められない。

以前に書いたスカタライツの音楽には
かなり影響を受けたけど、
今は実際にスカを演奏しているわけではないし・・。

そんな僕にも、
ここ数年で最も影響を受けたライブがある。
2002年の9月に横浜・「Motion Blue」で観た
ベン・シドラン(Ben Sidran)のソロライブ。

実はベン・シドランって
名前は何となく知っていたけれど、
「クレモンティーヌのプロデューサー」という肩書が
どうもひっかかって、ずっと「聴かず嫌い」のままでいた。

だが2001年頃から彼の旧作が
次々と再発されたのでようやく聴いてみた。

そして彼の1983年の作品「BOP CITY」を聴いて、
僕の中でベン・シドランが「特別な存在」になった。
本当に「BOP CITY」は繰り返し聴いた、大好きなアルバム。

そんな折にタイミング良く、彼が来日するという。
もちろん観に行った。

この時彼は、たしか名古屋と福岡のブルーノートに
自身のトリオで各一週間ずつ出演し、
その後、横浜のモーション・ブルー(ブルーノートの系列店)で
一日だけのソロライブを行った。

東京のブルーノートには出演せず、
横浜でのライブも一日だけ、それも一人での出演、というのは
どういうことかというと、
残念ながら彼にはブルーノート東京に
単独出演できるほどの知名度がない、
そして横浜でのライブがソロでの出演になったのは
ギャラ的な問題(1人分のギャラしか出なかった)
ということだと思う。

そんな事を考えると少し寂しい気もした。
開演前には、
せっかくなんだからアルバムで聴いたような、
バンドでのグルーヴィーな演奏が聴きたかったな・・・、
などと考えていた。

が、しかし、
ソロライブ、これが素晴らしかった・・・。

たった一人でステージに上がったベン、
軽く会釈をしてからピアノに座って弾いた曲は
「Over the rainbow」だった。

そこから先は、もう何曲演奏したのか覚えていない。
ブギウギ・ピアノだったり、ブルース・ピアノだったり、
ビバップだったり、弾き語りだったり、
とにかく次から次へと、あっという間に時間は過ぎた。

僕が驚いたのはそのピアノ・テクニックで、
具体的には左手のストライド奏法やベースラインが
とにかくパワフルで驚いた。

当時の僕はといえば、
まだ左手はコードを押さえるのが精いっぱいだったので、
これぐらいできないとダメなのか・・・と気が遠くなった。

そしてベン・シドランは白人なのだが、
白人の彼がブギウギやストライド、ブルースといった
黒人のルーツ音楽を完全に自分のものにしている、
という現実を目の当たりにして、
アメリカのミュージシャンの「懐の深さ」を感じた。

このライブ以降、
僕は「あの時のベン・シドランのようなプレイ」を
ずっと頭に描き続け、演奏した。
そしてライブではいつも「Over the rainbow」を
演奏するようになった。

3年後に出したファーストアルバム「ダウンビート」に
「Over the rainbow」が収録されているのには、
そんな理由がある。

そして幸運にもこのアルバムは
ベン・シドラン本人に聴いてもらうことが出来、
僕としても感慨深かった。

もちろん今でもまだまだ、
「あの時のベン・シドランのプレイ」を追いかけている。

Ben Sidran Web Site
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by boppuccino | 2006-07-25 01:01 | sounds

Your song is vintage

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7月5日に発売された、YOUR SONG IS GOODの
ニューアルバム「FEVER」をようやく入手。
2枚目にしてメジャーデビュー盤。

ジャケットがどことなく
60年代のジャマイカ盤っぽくてイイですね。
そして相変わらず、
ツボを押さえたオルガン・サウンドが、気持ちイイです。
絶対ジャッキー・ミットゥー好きなんだろうな。
そんなヴィンテージ・エイジな音楽。

が、しかし・・・・、
正直なところを言うと、
個人的には前作の方が好き。

いや、新作が悪いわけではなくて、
前作が良すぎた、といったところでしょうか。
それぐらい、前作「YOUR SONG IS GOOD」は
大好きで、繰り返し聴いた。

でももちろん新作も、
これから聴き込んでいこうと思います。
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by boppuccino | 2006-07-20 01:11 | sounds

The Unique

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好きなジャズピアニストは沢山いるけど、
「age of vintage」的なピアニストといえば、
何と言ってもセロニアス・モンク(Thelonious Monk)かな、と思う。

ジャズを聴いてみたい、と
思うようになったのは大学生になった頃で、
それは単に「ジャズってかっこいい」と思ったから、
いや、正直に言えば「ジャズが好きな自分、ってかっこいいかも」
と思ったからだ。

しかし最初はジャズを聴いても全く理解できなかった。
何が理解できないかというと、
まず、どの曲も全部同じに聴こえた。
そしてどのミュージシャンの演奏も全部同じに聴こえた。
もちろんアドリブ(ソロ)の良し悪しなんてまるでわからない。

そんな僕でも一人だけ、
「聴き分けることのできる」ピアニストがいた。
それが、セロニアス・モンクだった。

彼はいつも変な和音を鳴らしていて、
ピアノの音はやけにごつごつしていて、
そしていつも妙な「間(ま)」があった。
上手いのか下手なのかよくわからない、そんな演奏だった。
ユーモアがあり、ユニークである。
当時の僕にはそれがとても新鮮で
「こんなピアニストもいるのか・・・」と思った。
自分が聴きたいジャズはこれなのかな、と思った。

そんなわけでジャズを聴き始めたころはしばらく、
モンクだけを聴いていた。
レコードのジャケットに写ったモンクは
たいてい帽子をかぶっていたのだが、
その帽子もまた変なものが多くて
昔の日本の学生帽みたいな帽子をかぶっている写真もあった。

そのうちに彼がユニークなピアニストであるだけでなく、
偉大な作曲家であることも知った。

彼の曲には美しい曲が多い。
何故こんなに美しい曲を書けるのだろうか、と
彼の曲を聴くたびに思う。

でも、そんな美しい曲を書いた時も、
モンクはきっと変な帽子をかぶっていたに違いない。
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by boppuccino | 2006-07-18 01:01 | sounds

review of Small combo

今発売中の「レコードコレクターズ」8月号、
高田敬三さんの連載コーナー
「ジャズ/ポピュラー・ヴォーカル新作案内」にて
アルバム「スモールコンボ」が紹介されてます。

「レコードコレクターズ」誌といえば、
「ミュージックマガジン」誌とともに、
かつては毎月欠かさず購読して、
大変勉強になった雑誌。

「かつては」ってことは、今はどうなの?
と聞かれるとややつらい・・・・。
スイマセン。
最近あまり読んでません・・・・。

高田敬三さんは以前から
ブロッサム・ディアリーやボブ・ドロウの
再発CDのライナーノーツに
文章を書かれていたので気になっていたのですが、
今回アルバムをぜひ聴いてもらいたいと思い
何とか連絡先を調べてもらって、
CDを送ったら結構気に入っていただいたようで、
「コレクターズ」でも取り上げてもらいました。

で、その文章を一部抜粋すると・・・

「まだ、借り物が多い感じだが・・・」

だって。
ハハハ・・・・。
でも・・・

「自分のものを確立していくと、
ユニークで素晴らしいシンガーになる可能性をもっている」

だって。
いやぁ、嬉しいですね。

高田さん、ありがとうございました。
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by boppuccino | 2006-07-16 23:23 | sounds

introduction <2>

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1960年代にジャマイカで誕生した音楽、
「スカ(ska)」に興味を持ったのは
たしか17歳の頃だったと思う。

その頃といえば図書館やレンタルCD店に通っては
ロックやポップスを無節操に聴き漁っていたのだが、
なぜか「ska」の3文字が、やけに気になった。

当時すでに日本にもスカ・バンドは存在した。
それは日本のスカ・バンドの草分け的存在、
「スカ・フレイムス」と、
おなじみスカパラこと
「東京スカパラダイスオーケストラ」
の2バンド。
(ちなみに両バンドとも今なお健在。
これは本当にすごいことだと思う。)

僕も最初はこの2バンドのアルバムを
(レンタルで借りて)聴いていたのだが、
やはり「オリジナル・スカ」が聴いてみたい、と
思うようになり、輸入レコード店に行くたびに、
「ska」のコーナーをチェックするようになった。

するとそこには
カラフルでゴキゲン、そして
どこか素朴な雰囲気を持ったジャケットのレコードが
次から次へと並んでいた。

こんなにかっこいいジャケットのレコードが
あるのか・・・、と圧倒されてしまった。

どれを買ったらいいのか、なんて
最初は全くわからなかったが、
とにかく1枚買ってみよう、ということで
一番カラフルでかっこいい、そして可愛いデザインの
「SKA-AU-GO-GO」というレコードを買った。

盤面に針を落とした瞬間、
今までに聴いたことのないような音が聴こえてきた。

とにかく、音質が悪くて
ジャリジャリ、バチバチとノイズが入るのだが、
ベースの音が太く、温かい。
そして陽気だけど、どこか醒めているような感じ。
それはまさに、当時の僕が聴きたかった音楽だった。

古い音楽だけが持つ、
何とも言えない雰囲気。
今思うと、
僕が「ビンテージサウンド」の虜になったのはこの時だった。

その後「スカタライツ」や「STUDIO ONE」、
「JACKIE MITTOO」といったキーワードを手がかりに、
僕はジャマイカン・ヴィンテージミュージックの底なし沼に
どっぷりと浸かっていく。
そして未だにそこから抜け出せない。
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by boppuccino | 2006-07-13 23:59 | sounds