カテゴリ:story( 27 )

who made Kingston Town ?

1960年代のジャマイカ音楽シーンで活躍した

数多くのシンガーの中でも

個人的に特に好きなシンガー、

ロード・クリエイター(Lord Creator)。


当時のジャマイカのシンガーといえば

アメリカ音楽の影響を強く受けていて

その多くはソウル、R&Bの影響を

感じさせるのだが

ロード・クリエイターはどちらかというと

ナット・キング・コールのような

ジャズ系のシンガーに影響を受けていたようで

ソフトでジェントルな歌声が特徴的だ。


ジャマイカ音楽の主流がスカ全盛だった頃、

スカタライツに代表される当時のミュージシャンは

ジャズ系のプレイヤーだった事もあり

クリエイターの歌い方はスカのリズムに

とてもハマっていたのだが、

時代がロック・ステディからレゲエに移行していくと

よりソウルフルな歌声がマッチするようになり

クリエイターはシーンから

徐々に姿を消していったようだ。


そんなわけでクリエイターが

レゲエのリズムをバックに歌っている曲は

あまり残されていないようだが

そんな中で最も有名な曲が「Kingston Town」。

1971年頃リリースされたようだ。




この曲はもともと

クリエイター自身によって

「king and queen」または「Babylon」というタイトルで

60年代にリリースされている。

曲自体もクリエイターが作曲したようだ。

(ちなみにクリエイターの本名は

ケントリック・パトリック)





いかにも、古き良き

ジャズソングという感じの曲で、

やはりレゲエ・バージョンになると

ちょっと「古くさい」感じがしてしまう・・・


が、しかし、1980年代後半に、

世界的に人気だった英国のレゲエ・バンド「UB40」が

ロード・クリエイターへのリスペクトを込めて

この曲をカヴァー。


UB40のカヴァーだけあって

「Kingston Town」は大ヒットを記録。

作者のロード・クリエイターには

突然、多額の印税が入り込んだようだ。


そして、その事によって、

クリエイターが70年代に

「Kingston Town」を録音した時のプロデューサー、

クランシー・エックルスらとは

その権利関係で相当モメたらしい。


ヒットしたとたんに

「あの曲の一部はオレが作詞した」とかなんとか、

まあ、いかにもありそうな話。


もし僕の曲が10年後に突然ヒットしたら・・・?


プロデューサーのはせさんは


「あの曲のサビのメロディ、

ちょっと変えたのオレだよね?」


って言って来るか?

と考えてみたら、

うん、間違いなく、言って来ますね(笑)。


話を戻して・・・


トラブルはありつつも、

多額の印税を手にしたロード・クリエイター。

長く不遇の時代を過ごしただけあって、

本人は


「宝くじに当たったようだった」


と語ったらしい。


人生は、何がおこるかわからないですね。


さて、「何がおこるかわからない」といえば

もう一つ、その「UB40」に関する話。


「UB40」といえば

メンバー全員が幼なじみ、ということで有名。


幼なじみでバンドを結成してそのまま

世界的な人気に・・・という

心あたたまるサクセスストーリー、のはずだったが

世界的な名声を手にした事で

のちに金銭トラブルに見舞われ

メンバー全員が破産宣告するという事態に・・・。


そしてリード・ヴォーカルの

アリ・キャンベルがバンドを去り、

幼なじみの友情にはヒビが入ってしまったようだ・・・。


本当に、人生は何がおこるかわからない、ですね。



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by boppuccino | 2014-10-30 23:59 | story

boys x girls next door

テレビはあまり観ないんですけど、
最近思いっきりハマっている番組。


c0077105_1194985.jpg

フジテレビ「テラスハウス」

男女6人、シェアハウスでの共同生活の記録。

何となく観始めて、
気がついたらどっぷりと、
その世界にハマってしまい、
第1回のオンエアから全て観てしまいました。

そして毎週のオンエアも
次の週のオンエアまで
何度も何度も繰り返し観てしまう、という・・・。

何がそんなに好きなのか
自分でもよくわからないのですが、
映像や音楽のセンスが素晴らしいのも
繰り返し観たくなってしまう要因なのかな、と思います。

最近、自分の周囲にも
ディープなテラスハウスファンが
何人か存在するということに気づき、
さらに盛り上がってます。

ここでは詳しいストーリーには触れませんが、
最近は大樹君が本当にイイですよね。

これからもテラスハウスから目が離せません。
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by boppuccino | 2013-09-29 23:59 | story

the newest word of young people ?

最近、とある若きお洒落ピープルと
会話をしていると、

「・・・・だよね?」

「たしかしっ。」

「・・・って・・・だと思うんだけど。」

「たしかしっ。」

と、聞きなれない言葉を連発するのであった。



「たしかし?」



「エレカシ」なら知ってるけど・・・。
「かりゆし」なら聞いたことあるけど・・・。

age of vintage 若者言葉取材班では、
さっそく調査を開始。

「で、その、たしかしって、何?」

すると若きお洒落ピープル、

「なんかー、最近使ってる人多いんですよ。」

「で、意味は?由来は?語源は?」

「えー、よくわからないけど
 <確かに>を<たしかし>に変えてるだけみたいです。」

何だ、それだけか・・・。

よくわからないが、
「し」が二度登場することによる
語感を楽しんでいるのか?

あ、そういえば、
アメカジ派にはおなじみの
ワークウェアブランド「Osh Kosh」も
僕は「オシュコシュ」ではなく「オシコシ」と読む方が、
その語感が好きだなぁ。
それに近い感じかなぁ?

・・・・などと
一人でブツブツ言ってると、
隣りで聞いていたその若きお洒落ピープルが一言、

「たしかしっ。」



・・・というわけで、
R-30コンサバ世代のみなさんにおかれましては
今シーズン要注目の若者言葉「たしかしっ」を
早めにマスターすることを、ここでお薦めします。







え、マスターして何の役に立つのかって?

・・・・たしかしっ(汗)。
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by boppuccino | 2008-10-14 23:59 | story

the mail from Mr.MM <2>

(前回からの続き)
あいかからの呑みのお誘いメールに即返信し
やる気を見せたMr.KY。

そこでさっそく

「じゃあ○日の○時はどう?」

と日時を決めるべく、
あいか経由でMr.KYに再びメール送信。



が、しかし・・・、

何の反応もないまま3日ほど経ち、
あいかからは

「Mr.KYからメール来ないよ(泣)。」

との報告。

何故だ?
何故なんだ?

Mr.KY、何故今さらのメール無視?
あれは社交辞令だったのか?

ヒドイ。
ヒドすぎる・・・。

結局、Mr.KY抜きで行われた夏のビール祭り。
その席にて、当然話題といえば

「Mr.KY、ヒドイよね。」

「ヒドイっすよ。」

「ありえない。」

「プンプン。」

といった内容。

そして、

「メール出してみますか?」

ということになり、
皆を代表してあいかからメール。

「Mr.KY、私のこと無視するなんてひどいよ。
 ばかばかっ。」

さらに・・・

ビール&レモンサワーでテンションが上がっているせいか、
携帯をプチプチと操るあいかの手が、止まらない・・・。

「Mr.KYのばかっ。」

「資本主義の豚っ。」

「○○○○!」

と、まるで「DMC」において
根岸君がクラウザーさんに豹変した瞬間のような、
激しい罵り。

驚異的な屈辱メール連発。

これではMr.KYがかわいそう・・・



が、しかし、その時・・・
あいかの携帯がプルプルッと、メール受信。

「あっ,Mr.KYからメール!」

えっ?
Mr.KYから?
何て書いてあるの?





何とその内容は・・・・






「っすいませんっ。っすいませんっ(汗)」





さらには、





「もっと屈辱をっ。っくださいっ。っすいませんっ(汗)」

というものであった。




「・・・・・。さすがMr.KY。」

「・・・・・。Mr.KY、すごいっ。」

「・・・・・。Mr.KY、本物だっ。」

「・・・・・。Mr.KY、キターーーーー。」



「どエム」のMr.KY、
どうやらあいかにいじめてもらうための
計画的犯行であったようだ・・・・。

(おわり)
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by boppuccino | 2008-08-19 23:59 | story

the mail from Mr.MM <1>

先日、若きお洒落ピープルの
K!君と久々に会って話をしていた時、

「暑いね。飲みに行きたいね。」

「行きたいっすね。」

というような話題になり、
そして二人の口からは、
自然とこんな言葉が出た。

「じゃああの男も、呼ぶか・・・・。」

「あの男・・・・呼んじゃいますか?」




あの男・・・



そしてその後、

「じゃあK!君、呼んでおいてよ。」

「え、僕ですか?無理ですよ。
 ここはひとつヤフヤフさんが。」

「いやいやK!君が。」

「いやいや8282さんが。」

「いやいやいやいやK!君が。」

「いやいやいやいや8282さんが。」

というような展開に・・・。



で、あの男とは・・・・?



勘のいい age of vintage 定期購読者の皆さんなら
すでに「ピン」と来ているに違いないが、
そう、あの男。













Mr.KY






Mr.KY






Mr.KY






Mr.KY






Mr.KY







さて、Mr.KY といえば
最近は「Mr.MM(ミスター・メール無視)」の
異名を持つほど、
休日はひたすら自分の殻にこもっているらしい、
というのがもっぱらの噂。

一部では、北京オリンピックの
「コンプリートテレビ観戦」に挑戦しているという
伝説も出回っているのであった。

そんなMr.KYに対し
どうやって「メール返信&飲み会参加」を促すべきか?



考えに考えた結果、

「ここはひとつ、女子に頼るか。」

「それしかないですよ。」

「あいかに頼むか。」

「あいかさんしかいないですよ。」


あいか・・・

あいかちゃんといえば
硬派なMr.KYが心を開いていたと思われる
数少ない女性の一人。

made in U.S.Aの古着のジップアップパーカを
キュートに着こなす姿は、
二児の母とはとても思えない。



「あいかの誘いなら、
 Mr.KYもさすがに断わらないだろうよ。」

「ナイスな案ですね。」

というわけで、
さっそくあいかに

「ごぶさたしてます。毎日暑いね。ビール飲みたいね。」

とメール。

すると

「ひさしぶり〜。ビール飲みた〜い。」

と育児の合間(?)に即返信。



「飲みに行きますか。」

「行こう行こう。」

「じゃあMr.KY誘っておいてよ。」

「了解♪」

と話が早い。


そして1時間後、あいかから

「返事来たよ。」



おおっ。
すごい。

何とあのMr.KYが、メール即返信。
信じられない。
さすが、あいか。

そして、さすがMr.KY。
あまりにもわかりやすい反応だ。

ちなみにその内容は、

「夏バテしてるので(汗)、
 おいしいものが食べたいと存じます。
 っすいません。」

といったものであったらしい。

あのMr.KYが、すっかり乗り気のようだ。
信じられない・・・。



が、しかし・・・
ここで無邪気に喜ぶのは、
どうやら間違いであったようだ。

(以下次号に続く。)
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by boppuccino | 2008-08-17 23:59 | story

words of young Oshare people

2007年度・お洒落ピープル検定より

問:次のひらがなを漢字にせよ。

「Tシャツいろちがい」



さて、ここで解答パターンは2つ。

渋カジ世代のAさんは、
「何だよ。簡単だなー。」と言って解答用紙に
「色違い」と記入。

ガルシア・マルケス大好きBさんは、
「えー、わかんなーい。」と言いつつ解答用紙に
「イロチ買い」と記入。

で、正解は・・・・?

何と、「イロチ買い」であった。

「イロチ」だけですでに「色違い」の略、
それを複数買うから「イロチ買い」。

ややこしいけど、
ぜひ使ってみたい言葉ですね。
声に出して。




応用問題:次の文章を解説せよ。

「アメアパでロンTイロチ買い。」









解答例:アメリカンアパレルで
    ロングスリーブのTシャツを色違いで複数枚購入。
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by boppuccino | 2007-12-16 23:59 | story

the word of 2008

2007年「ユーキャン流行語大賞」を
惜しくも逃した言葉といえば・・・「KY」。

「空気読めない」の略,というのはもはや説明不要。

ちなみにage of vintage では「KY」を
今年2月にいち早く(?)紹介し(詳細),
多くのR-30世代から,
「ギャルにバカにされずに済んだ。」
と,高い評価を得た。

が,しかし,
流行語大賞にノミネート,という時点で
「KY」という言葉はもはや「終わった」と,
多くの人が考えているはず。
「死語」になるのも時間の問題か?

そして同時に「Mr.KY」に関しても,
もはや彼の時代は終わった,と言っていいのかもしれない。
さよならMr.KY。



さて,冗談はさておき,
age of vintage では
「KY」の次に「来る」言葉は何か,
独自にリサーチを開始。

調査対象は,若き不思議乙女・サトちゃん。

「KY」の次に来る言葉ないかなぁ?

とたずねると,

「えっ?・・・・あっ,あります。」

さすがはサトちゃん。
「エルレガーデン」のライブで
ダイブしてるだけのことはある。

で,その言葉は,何と・・・

「KZ」であった・・・。

KZ?
何,それ?
キング・カズ?

「違います・・・。
 <からみづらい>の略で,
 友達はよく使ってますよ。」

と言う。

うーん,
「KZ」で,からみづらい,か・・・。

知らなかった。
知ってました?

サトちゃんありがとう。

ところで・・・
クリスマスイブまで,あと2週間ほど・・・。

そういえばサトちゃん,KD?

「は? KD? 何ですか?それ?」

いや,<彼氏できた?>の略。

「・・・。KS。」

え? KS? 何だろ?

「<からみ過ぎ>の略。」

それはSS(失礼しました)。
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by boppuccino | 2007-12-08 23:59 | story

how do you eat fried potato ?

ドーナツの食べ方で、男が分かる?

某飲食店勤務のPさんは言った。

ドーナツ注文した男が、後から
「フォーク下さい」って言ってきた。
フォークでドーナツ食べる男、ダメ。許せない。

なるほど。
確かに、ドーナツぐらい手掴みでいけよ、と、
言いたくなる女子の気持ち、よくわかる。

でもこの手の、
周囲の視線を全然気にしていない男子って、
ある意味ではうらやましい。

僕なんてまったく正反対。
周囲の視線気にしすぎ。
リアクション気にしすぎ。
自意識過剰。
妄想癖。

例えばこんなケース。

居酒屋に男女7人ぐらい、
テーブルに料理7皿ぐらい。
その中に一つ「ポテトフライ」。

まあ、よくあるパターン。

さてこの場合、
僕が気になるのは

「ポテトフライは手掴みか、箸で食べるか?」
それが問題。

これがハンバーガーショップなら、
もちろん手掴みが当然。
箸なんて、どこにもないから、議論にすらならない。

でも居酒屋の場合、
他の料理と並列に並んでいるため

「他の料理は箸で食べるんだから、
 ポテトフライだって、
 ついでに箸で食べればいいんじゃない」

という考えと、

「いやいや、ポテトフライは手掴みだろ」

という考えが対立、というか混在。
というか・・・・どうでもいい問題。

もちろん僕は、

「ポテト、箸で食べてる、やだー、あり得ない。」

と言われたくない、という理由で
あくまでも手掴み派なのだが、
今までいろんな人を観察した結果、
ワイルド系男子でも、
けっこう「箸派」が多い。
そして女子のみなさんも「箸派」が多数。
いや、中には、
半分は手で食べて、半分は箸で食べる、という
中道路線の「ハーフ&ハーフ派」も・・・。

いや、要するに、
誰もそんなこといちいち気にしていないだけ・・・。

せっかくの楽しい飲みの席で、
どうでもいいことを気にしてるのは、自分だけ。

だとしたら、損した気分。

そして案外、
何も考えずにドーナツをフォークで食べる男子に限って
何故か、カワイイ彼女がいたりするから、
もう、訳がわかりません。
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by boppuccino | 2007-11-26 23:59 | story

little tenderness of the waiter

バールに灯ともる頃、
いや、心に灯がともる時、か・・・

思いがけず、
誰かのちょっとした優しさに触れて、
心に灯がともる、そんな事がある。

乙女の心に、ポッと灯が・・・

いやいや、乙女だけじゃない。
男子にだって、そういう出来事はあるさ。

そして時には、
男同士でも・・・。



その日、僕はいつも演奏している某レストランで、
ムーディーにピアノを弾いていた。

その店では30分のステージを、
休憩を挟んで4回行うのだが、
その時は4回目、最後のステージ。

それもあと5分ぐらいで終わる、
そんな時に、とあるイケメンのウェイターが
僕の耳元で囁いた。

「今日誕生日のお客様がいらっしゃって、
 もうしばらくでケーキが出るので、
 そしたらバースデーソング弾いてもらえませんか?」

こういうお店では、よくある展開。

「いいですよ。」

そしてポロポロ弾きながらケーキが出てくるのを
待っていたのだが、なかなか出てこない。

・・・というのも、
その、お誕生日テーブルの会話が弾んでいるため、
食事が終わりそうで終わらないから、
ケーキが出せないのだ。

で、本来なら演奏終了の時刻になったが、
まあ、もうすぐケーキも出てくるだろう、と
そのまま演奏を続けていた。

結局、ケーキが出てくるまでに、
15分ほどかかってしまった。

でも無事にバースデーを盛り上げ、
15分延長で演奏終了。

帰り際、さっきのウェイターの彼に
軽く挨拶しようと思ったが、
彼は接客中だったのであきらめ、
そのまま裏へ行き、
スーツからアメカジに着替え、ささっと外へ出た。

「遅くなっちゃったなー。
 急いで帰らないと・・・。
 滝川クリステルに間に合わないっ。
 それにしても、今日は寒いな・・・。」

と、早足で歩き始めた。

すると、しばらく経って後ろの方から、

「あのー、すいませーん。すいませーん。」

と、やや大声。やや叫び声。

えっ、もしかしてオレのこと?

と、後ろを振り返ると、
さっきのイケメンウェイターが、
走って僕を追いかけてくる。

あれ?忘れ物でもした?

と思ったら、
彼は近づいてきて、こう言った。

「さっきはありがとうございました。
 時間、遅くなっちゃってすいません・・・。」

そして彼は、それだけ言って、
また走って店に戻って行った。

え?それだけ言うために、
わざわざ僕のことを追いかけて来てくれたの?

北風だって吹いているというのに?

お店はまだ営業中なのに?

男同士なのに?



その日は北風が冷たくて、
いよいよ冬が近づいている、と思わせる、
そんな寒さだったが、
彼のそんな行為のおかげで、
帰り道ずっと、
僕の心には、ほんのりと灯がともった。

もし自分が女だったら、
惚れてるかも・・・って、思った。
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by boppuccino | 2007-11-17 23:59 | story

otome got a mobile mail

ときめきを運ぶのはいつだって一通の携帯メール。
それが乙女の恋愛スタイル。

が、しかし・・・・

メール来る。
返事出す。
またすぐメール来る。
すぐ返事出す。
またすぐメール来る。
すぐ返事出す。

の繰り返し。
気が付けば今日も深夜2時・・・。
でも返事出さないと気まずいし・・・。

そこで登場したのが、
「携帯メール代行」という新ビジネス。

当たり障りのない返事を3〜4回出し、
うまい具合にメールの応酬に
ピリオドを打ってくれるという。




その日、夜11時59分に

M美の携帯が、
ブルブルッ,ピキピキッ、と
一通のメールを受信。

「メールきたっ。誰だっ?」

ウキウキ。ドキドキ。

が、しかし・・・

送り主は意中のA人君ではなく、
あんまり興味のない、T朗君。

そのメールはというと・・・

「久しぶり。元気?
 急に寒くなったね。
 風邪ひかないようにね。
 風呂入れよ。歯磨けよ。」

と、何の用件もなし。何の情報もなし。

「だから何?」

と返事を出したいM美だが、
いやいや、そういうわけにもいかず、
ここは一つ「メール代行業者」に連絡。

「お願いします。」

「いつもご利用ありがとうございます。」

メール代行業者はM美になりすまし、
こんな返事をT朗君に出す。

「ちょっと風邪気味だけど、
 今日スタバに行って
 ジンジャーブレッドラテ飲んだから大丈夫(^_^)」

すると即、T朗君から返信。

「僕はクレームブリュレラテ飲んだよ。
 注文する時、噛んだ(笑)。」

するとメール代行業者、
わざと10分ほど間隔をあけて返信。

「クレームブリュレ、クレームブリュレ・・・
 10回言ったら舌噛んで血が出そう・・・(汗)。」

すると即、T朗。

「そういえばスタバ行ったら
 もうクリスマスギフト売ってた。
 もうすぐクリスマスだね〜。」

クリスマスイブ、どうする?
という展開に持ち込むため、
T朗はT朗なりに、
頭を使っているらしい。

が、しかし相手は代行業者。
(ちなみに男性。)
わざと40分ほど間隔をあけ、

「今お風呂入ったし、歯磨いたし、
 風邪気味だからもう寝るね。
 おやすみ。またね。」

と、ここでピリオド。

さすがに「風邪気味」と言われたら、
T朗としても、
これ以上の続行は、あきらめざるを得ない。

が、しかし、
最後の「またね」の一言のせいで、
次の日もつい、

「風邪良くなった?」

とメールしてしまうのであった。

そしてそれを見たM美、

「えー、何なのー?」

と言いつつ、
またしても代行業者に

「お願いします。」


一度ハマると抜け出せない、
恐怖の新ビジネス「携帯メール代行」、
乙女のみなさんは
くれぐれも気をつけて下さい。
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by boppuccino | 2007-11-10 23:59 | story