the lady is here

昭和40年代、「三ツ矢サイダー」と
人気を二分した炭酸飲料水「黒船サイダー」。

その発祥の地は富山県だと言われている。

さて、当時の「黒船サイダー」、
その人気の秘密はというと、
「おまけ」の景品だった。

ビン入りで販売されていた「黒船サイダー」、
その「王冠」を10ケ集めると
もれなくもらえたのが、
「ソノシート盤」のカラフルなレコード。

そこでは当時の欧米のヒットソングから
古いジャズの曲、
さらにはクラシックの名曲に
誰かが日本語の歌詞をつけたもの、
そしてもちろん、
オリジナルの黒船サイダーCFソング・・・と
雑多なラインナップ。

一体全部で何種類のソノシートがあったのか、
当時の関係者も把握していないという。

そしてこのソノシート盤の人気の
一番の要因はというと、
すべての曲を、ある人気女優が歌っていたから。

そのシンガーの名前は「黒船レディ」といい、
表向きは「謎のシンガー」ということになっていたが、
実際は映画「古本屋のワルツ」などに出演し
当時大人気を誇っていた
子役出身の庶民派女優・水林史であることは明らかであった。

またバックの演奏を務めたのが
「銀星楽団」と名乗る、
当時の腕利きジャズミュージシャン達であったことも
人気の一因となっていた。

さて、現在でも多くのコレクター達にとっての
「お宝アイテム」である「黒船サイダー」の
ソノシート音源の数々が、
2008年、長年の沈黙を破り、ついに初CD化。





・・・というのは
もちろん全部作り話。
全部ウソ。

いやいやいやいや、
昨日発売になった
「黒船レディと銀星楽団」の、
待望のファースト・フルアルバムを聴きながら、
そのポップかつキュートなジャケットを眺めていたら、
ついついこんなノスタルジックな妄想ストーリーが
浮かんでしまったのだ。




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「もろブロッサム・ディアリー」な
「A Doodlin' Song」の
ヒップなカヴァーを含む、全16曲(!)入り。

銀星楽団の偉大なる一歩。
おめでとう!
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by boppuccino | 2008-04-24 23:59 | sounds
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