the first stage of Together Again

3月17日(月)、
東京「COTTON CLUB」にて
いよいよ始まった
ベン・シドラン&ジョージィ・フェイムの来日公演。

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BEN SIDRAN & GEORGIE FAME "Together Again"

その記念すべき初日の1st stageを、
いち早くレポートしたい。

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開演前、
ステージにスタンバイされた
ジョージィのハモンドを見ただけで、
ワクワクしてしまいますよね。

いよいよ開演時刻。
客席もほぼ満席、そしてオトナな雰囲気・・・。

まずはベン・シドランのトリオに、
ベンとの共演歴も長いテナーサックスの
ボビー・マラック(Bobby Malach)を加えた
カルテットでライブは始まった。
ドラムスはベンの息子のリオ・シドラン(Leo Sidran)。
ベースはジェフ・ハーマン(Jeff Hamann)。

1曲目はインストゥルメンタルのナンバー。
有名なソニー・ロリンズの「オレオ(OLEO)」を
フェイクした、いわゆる「循環コード」の曲。
曲名は「オレオ」じゃなくて「フォレオ(Folio)」だとか・・・。
まずはウォーミングアップ的なセッション。
元気そうなベンの姿、
そして楽しそうにピアノを弾く姿を見ただけで、
胸が熱くなってしまいました。

ちなみに僕の席は最前列、
ピアノのすぐ目の前。

2曲目はベンのオリジナル「Turn to the music」。
ややレゲエっぽいリズムの16ビート。
普通の4ビートもいいけど、
ベンはやはりこういう曲のアレンジセンスが最高。

そして3曲目「It should have been me」のイントロで
いよいよジョージィ登場。

「ジョージィ!ジョージィ!」
僕のボルテージも最高潮。

髪の毛はすっかり白くなったが、
元気そうにダンスしながらの登場。
本当にダンディな英国紳士。

そしてそのままオルガンの前に座り、
オルガンを弾き、歌いだすジョージィ。

「彼が歌えば、ロンドンの街がスウィングする」
と歌ったのはブロッサム・ディアリーだが
彼がほんの数小節歌っただけで、
本当に、コットンクラブがスウィングした気がする。

その歌声、そのオルガンサウンド・・・
まさにヒップそのもの。

特にその「声」は、
60年代から全く変わっていないのではないか、
と思われるほど若々しく、
全く衰えは感じられない。

「生きた伝説」ジョージィ・フェイムは健在であった。
本当に感激しました。

続いて4曲目のイントロが始まる。

「おおっ,この曲は・・・」

何といきなりここで十八番の「YEH YEH」であった。
近年はレゲエ・アレンジで
演奏されることも多い「YEH YEH」だが、
ここではオリジナルバージョンに近い
ラテンのリズム。

完全に気分は60年代フラミンゴ・クラブ。
ナイスです。
最高です。
イェー、イェーです。

そしてジョージィはオルガンから立ち上がり
何とハンドマイク(!)で
ベンのピアノの側まで行き、
ベンと二人で「Girl talk」をデュエット。

ジョージィは歌詞を覚えていないらしく、
老眼鏡をかけて歌詞を見ながら歌う。
その姿もどこかチャーミング・・・。

続けてハンドマイクでもう1曲歌うジョージィ。
聴き覚えのあるヴァース(導入部)。

「おおっ,この曲は・・・」

何と・・・
最近僕もハンドマイクでよく歌っている
「But not for me」。

どうやら今、
ハンドマイクでこの曲を歌うのが
世界的にヒップな行為であるようだ。
その奇妙なシンクロニシティに感激。

ちなみにジョージィは
チェット・ベイカーのソロに歌詞を付けて
ヴォーカリーズ。

最高です。
早速マネしたくなりました。

そしてジョージィはオルガンに戻り
次の曲はレイ・チャールズの
「Tell me how do you feel」。

ジョージィの1997年のライブ盤
「name droppin'」にも収録されている
ノリノリのナンバー。

次はベンのヴォーカルで彼のオリジナル
「Mitsubishi boy」。
これもライブではおなじみのナンバー。
ジョージィもオルガン&コーラスで参加。

さらにベンのヴォーカルでもう1曲「I had a dream」。
セロニアス・モンクの「Misterioso」に合わせて
歌のような、朗読のような、という、
ベンお得意のスタイルのナンバー。

そして再びジョージィがハンドマイクで
ステージ中央に登場。

「おおっ、この曲は・・・。」

何と「Jumpin' with Symphony Sid」。
レスター・ヤング作曲のブルースで、
ジョージィお得意のナンバー。

実は昨日の自分のライブで
「ジョージィ・フェイム来日記念」として
演奏した曲。

本家のバージョンが聴けて感激です。

そして最後の曲はあの「Georgia on my mind」。
僕もよくカヴァーするスタンダード。
オルガンソロで始まり、オルガンソロで終わる、
もうジョージィの独壇場。

最高に温かいオルガンサウンド。
ずっと聴いていたいのに・・・。

アンコールはベンが一人で登場。
「Blue Daniel(Life is a lesson)」と
「On the cool side」をメドレーで弾き語り。
これも僕の大好きな曲。

あっという間の70分間。
本当に素晴らしい、至福の時間でした。

ベン・シドラン大先生も
もちろん素晴らしかったのですが、
とにかくジョージィ・フェイム、最高です。

僕にとって、
ベンが「大先生」なら、
ジョージィは「神様」だ、と
ここで断言しておきたい。

ちなみに僕、
実はもう1回観に行くんですよ・・・。

至福の時間をもう一度、
本当に楽しみです。
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by boppuccino | 2008-03-17 23:59 | sounds
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