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my first American casual shop

先日,「クラウドナイン」店長の大原さんより
じきじきにコメントをいただくという(詳細),
僕にとってはあまりにも光栄な出来事があった。

age of vintageの記念すべき第1回目の記事には,
僕がアメリカンカジュアルにのめり込む
きっかけとなったお店について
書いてあるのだが(詳細),
そこではお店の名前は書かずに,
「とあるインポートショップ」という書き方をしておいた。

が,実はそのインポートショップこそが
「クラウドナイン」なのだ。



当時の僕はまだ中学生で,
ちょうど「お洒落」というものに興味を持ち始めた頃だった。

「こんな所にもお店があるのか・・・」と
おそるおそる入ってみたクラウドナインの店内は
それまで僕が買い物をしていた
「taka-Q」や「ジーンズメイト」といったような店とは
決定的に,何かが違っていた。

そしてそこには
今までに見たことのない服ばかりが置いてあった。

その中でも,色とりどりのプリントを施した
スウェットやTシャツが目についた。

プリント付のスウェットなら
それまでにもいろんな店で見たことがあったが,
今までに見てきたものとは,
決定的に「何か」が違っていた。

「ああ,これが本物なんだ。」

と,直感的に気付いた。

my first American casual shop_c0077105_23194.gif

初めてクラウドナインで買った
「ABC STORES」のスウェット(右)。
スウェットは「TULTEX」製。
made in U.S.A。



その日以来,
僕はクラウドナインにある全てのモノに憧れ,
店員さんたちのファッション,
ネオンクロックやヴィンテージグッズの飾られた
お店の内装,そしてBGM・・・すべてに憧れた。

もちろんお金がないから
滅多に買い物は出来なかったけど,
お店にある服を眺めているだけで幸せだった。

例えば「BIG MAC」や「OSH KOSH」のシャンブレーシャツ,
「PRENTISS」のネルシャツ,
「DISCUS」や「HEALTHKNIT」のスウェット,
そして「NEW BALANCE」のスニーカー,
「L.L.Bean」のトートバッグ・・・・。

それらのタグやフラッシャーにはみな
「made in U.S.A」あるいは
「CRAFTED WITH PRIDE IN U.S.A」と書かれていて,
それがやけに,まぶしく見えた。

時代は変わり,歳を取っても
いまだに「made in U.S.A」の文字を見つけると
つい興奮し,また安心してしまうのは,
あの頃のインパクトが,
あまりにも強烈だったからだと思う。

僕をアメカジワールドに導いてくれた
クラウドナインに,ここで改めて敬意を表したいです。

余談だが当時の町田にはアメカジ系ショップなんて
クラウドナインの他には「ジョルナ」2Fの
「ドゥ・アビオンズNO25(って名前でしたっけ?)」と
同じく「ジョルナ」地下の
「Ride on」ぐらいしか,なかった気がする。

今でも残っているのは,クラウドナインだけだ。

あの頃も今も,変わらずに変わり続ける,
町田の老舗「クラウドナイン」の今後に,
期待してます。

by boppuccino | 2008-02-04 23:59 | place