the last days of my favorite cafe

確か今からもう5〜6年前になると思うが、
知人が写真展をやるというので見に行ったことがある。
といってもそれはあくまでも趣味の範囲のもので、
場所は下北沢にあるカフェだった。

そこでは通常営業をやりながら
店内の壁をギャラリーとして貸し出しているようだった。

下北沢の人込みから少しだけ離れた場所にあり、
お洒落過ぎないし、閉鎖的な感じもない。
そして店内にはパソコンが何台かあり、
インターネットが使えるのも便利で、
それから僕は下北沢に行くと
時々その店に寄るようになった。

だいたい何時行っても
パソコンのあるテーブルに座ることが出来たから、
例えば「下北沢アメリカ屋」で
デッドストックのパーカを買って、
興奮冷めやらぬままその店に直行、
そこから age of vintage を更新、なんてこともあった。

・・・と言ってもその店にはせいぜい
月に1度行くか行かないか、という程度だったので、
それほど愛想がいいわけでもない
店長(?)のキレイなお姉さんとも、
会話をしたことは一度もなかった。

そんな「隠れ家」的なカフェに先日久々に行き、
いつものように一人でパソコンに1時間ほど向かい、
店を出ようとしてレジで会計を済ませると、
その、キレイなお姉さんが何と、

「あの、すいません・・・」

と、話しかけてきた。

えっ?

自分からは絶対話しかけないし、
相手からも絶対話しかけてこない、
そう思っている相手からいきなり話しかけられると、
ひどく焦るものだ。

一体何を言われるのか?
いや、変なサイトは見てないし・・・。

ドキドキしていると、
キレイなお姉さんは、こう続けた。

「実はこのお店、今月いっぱいで閉店するんですよ。」

ああ、何だ。
そういうことか・・・。
だから話しかけてきたのか。

と、ついホッとしてしまった。
が、よく考えたら・・・

えっ、へいてん・・・
ってことは、閉店?
なくなっちゃうの?
ええー。

悲しい。

いや、でも・・・

自分の前に会計してたお客さんには
何も言ってなかった。

わざわざ自分に知らせてくれるって事は
オレはこの店の常連、と
認められていたって事か。
顔覚えられてたって事か。

嬉しい。

・・・と、複雑な気分。

さらにお姉さんはこう言った。

「1月31日閉店で、
 2月1日はパーティーやるので
 よかったら来て下さい。」

えー、パーティー?
いやー、さすがにそこまではちょっと・・・。
でも、誘われちゃった。ウフ。

と、すっかり上機嫌。

いやいや、でも、もうすぐ閉店だよ。
悲しいよ。

そういえば、確か去年の今ごろも
同じ下北沢の「ユーカリプタス」が閉店ということで、
嘆き悲しみつつ、
激安閉店セールにテンション上がりっぱなしだった・・・。

また一つ、下北沢からお気に入りの店が消えてゆく。

下北沢「add cafe」に、ここで敬意を表したいと思います。

そして閉店までに、行ける限り行っておこうと思います。
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by boppuccino | 2008-01-11 23:59 | place
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