boy meets girl in Daikanyama
以前書いたように、
最近は「デロンギーズ」での演奏で、
毎週代官山に通っているのだが、
代官山で不思議なのが
駅周辺にファーストフード系のチェーン店が
一つもない、ということ。
「マクドナルド」や「モスバーガー」といった
ハンバーガーショップもなければ
「吉野家」「松屋」も「富士そば」も「大戸屋」もないし、
「ミスタードーナツ」や「ドトールコーヒー」もない。
かろうじて、駅から少し離れた場所に
「サブウェイ」があるぐらい・・・。
「スターバックス」は、
かなり前には旧「ボダムショップ」と併設で
存在したのだが、ボダム移転とともに閉店。
結局それっきり、新しい店は出来ていない。
何故なんでしょうね?
もちろんその代わりに
「お洒落系カフェ」は数多く存在するので、
まあ、デートコースとしては
不便しないのかもしれないが・・・・。
いや、しかし・・・
以下妄想。
例えば若きお洒落ピープルが
代官山でお買い物デートの際、
「疲れたね。ちょっとお茶してこうか?」
というのはよくあるパターン。
その時、他の街なら、
「でも、あんまりそういう店知らないし・・・・。」
「え?スタバでいいよ。」
「今日、あんまりお金ないし・・・・。」
「マックでいいよ。」
という展開がありうるが、
代官山では、そうはいかない。
男子にとって、
「楽をさせてもらえない街」
それが代官山なのかもしれない。
が、しかし・・・
ここで安易に、
たまたま通りすがりにあった
「白っぽい内装のいかにもお洒落なカフェ」に
「おっ,いい店あるじゃん。」
と入ってしまうと、
「BGM大音量すぎてマトモに会話できない。」
「店員さんずっとしゃべっていて呼んでも気づかない。」
「カフェラテ泡だらけ。」
そして彼女には
「なんか入る前より、もっと疲れた。」
と言われ、
自分もつい不機嫌になり、
「オレやっぱ代官山みたいな街って、合わないわ。」
と言ってしまい、
その後険悪な雰囲気に・・・・
セレクトショップにはやたら詳しいのに、
これではお洒落ピープル株も大暴落・・・。
さて、このような展開にならないためにも、
ここはひとつ、
「お洒落すぎず、気取りすぎず」で
地元の人々にも愛されているような
ナイスなお店を、
押さえておくべきでは?
例えば・・・
「ハーティー(HEARTY)」。
八幡通りをちょっと入ったところに
こぢんまりと存在するカフェ。
代官山ではかなりの「老舗カフェ」のはず。
店内もやや狭く、
ごちゃごちゃっとした感じがまた、
二人の距離を縮めてくれる、かもしれない。
ちなみに彼女に
「へー、こんなお店、どこで知ったの?」
と聞かれたら、
「いや、A.P.Cの顔見知りの店員さんに教わった。」
とか、適当に嘘をついておけば、
さらに株が上がるかも。
ここでうっかり、
「昔付き合ってた年上の彼女に連れて行ってもらった。」
などと、
本当のことは言わないほうが無難だ。
あ、いや、これは僕の実話・・・。
かつてのオリーブ少女は
こういうナイスなカフェをやたらと知っていたから、
男子は楽だったのです・・・。
まあそれはいいとして・・・・
急激な変化を遂げる代官山において、
「ハーティー」のようなお店が
変わらずに存在し続ける、というのは
それだけで何だか、ホッとしますよね。
by boppuccino | 2007-10-13 23:59 | place