a shop for girls only
雑誌「オリーブ」と「オリーブ少女」の
残像というか亡霊というか幻覚というか・・・
そういったものを追い続けるうちに
いつの間にかお洒落タウン代官山に
たどり着いてしまった Age of vintage。
そんな代官山にて今、
最も「オリーブ少女の匂いがする」店の
一つとして挙げたいのが
「キャスキッドソン(Cath Kidston)」。
日本初のキャスキッドソン専門店。
オープンは昨年の秋(2006年9月)だという。
キャスキッドソンは1993年に
英国・ノッティングヒルにてスタート。
もともとはアンティーク家具や
ヴィンテージのファブリックを扱うお店だったらしい。
その後自らデザインしたファブリックの製造をスタート。
キャスさんはヴィンテージ生地の
相当なコレクターだったのだろう。
そのヴィンテージ・テイスト溢れる
ファブリックは爆発的な人気となり、
今やバッグから洋服、キッチン用品まで、
あらゆるアイテムが揃う、一大ファッションブランドに・・・。
キャスキッドソンといえば
やはり花柄が印象的。
「英国で花柄」というと
「お嬢様系」というか「王室系」というか、
保守派なイメージなのですが、
キャスキッドソンに関しては、
そういう「重さ」はあまり感じられず、
むしろポップなテイスト。
ラルフ・ローレンあたりと近いテイストも感じるのは
やはりヴィンテージを上手く取り入れているからだろう。
ただ気になるのは今後、
ブランドの普及とともに
オバチャン達の買い物バッグとして一気にブレイク、
若きお洒落ピープルは
もはや恥ずかしくて持ち歩けない・・・
というような事態になる可能性も、やや否めない。
ちなみに代官山などのキャスキッドソン専門店は
あの「ユナイテッドアローズ」が運営してるらしい。
さすがアローズ・・・。
・・・と、ここまで書いておきながら、
実は代官山のキャスキッドソンショップには、
まだ入っていない。
いや、店の前は何度か通ったのだが、
中は花柄だらけ。
まさにお花畑。
さすがに男子一人では、入れない・・・。
入りたいのに入れない・・・
男子禁制、禁断の園。
キャスキッドソンには
ずっとそんな「手の届かない存在」であって欲しい。
by boppuccino | 2007-09-21 23:59 | place