Herve is back in Daikanyama
かつて代官山には
「セント・ジェームス」の直営店と同じビルに
「エルベ・シャプリエ(Herve Chapelier)」の直営店があり、
そこは「mcシスター」を愛読するような
「フレンチ乙女」たちの憩いの場になっていたが、
そういえばいつの間にか
エルベ・シャプリエの直営店は
なくなってしまった。
さらに、かつてはデパートのバッグ売場などにも
よくエルベ・シャプリエのコーナーが
あったりしたものだが、
いつの間にか皆無に等しい状態になってしまった。
エルベ・シャプリエの衰退・・・。
悲しい。
が、しかし、先日代官山をフラフラと歩いていると、
何と、エルベ直営店を発見。
以前とは違う場所で、復活してたんですね。
場所は八幡通りを少し入ったところ。
ややわかりにくいかも・・・。
さっそく入ってみると、
まあおなじみの定番アイテムがほとんどなのだが、
以前は見かけなかった、大型のバッグなども・・・。
そして久々に
色とりどりのリュックを見ながら思った。
「うーん、アメカジ。」
かなり前にも書いたが(詳細)、
エルベ・シャプリエのリュックはかつて、
あのアウトドア・プロダクツ社が製造していた。
つまりリュックだけはmade in U.S.Aであった。
が、しかし、
アウトドア・プロダクツがアメリカでの生産を中止し、
ベトナムなどに生産国を移してしまうと、
エルベ・シャプリエはそのクオリティに
満足できなくなり、
現在は他のバッグ同様、
フランスの自社工場で生産されているという。
が、今でも、
そのテイストはやはり、
かつてのアウトドア・プロダクツのリュックが持つ、
「あの感じ」なのだ。
アウトドア・プロダクツにしても、
イーストパックにしても、
ベトナムや中国製の現行品には
かつてのmade in U.S.Aの「あの感じ」は
ほとんど感じられない。
今や「本家」よりも
フランス製のエルベ・シャプリエの方が、
アメカジを感じさせてくれる、というのは
何とも皮肉というか不思議な現象ではある。
ここはいっそのこと、
リュックだけでなく、
昔のアメリカ製のバッグを
エルベ・シャプリエが次々と復刻したら、
すごく面白いんじゃないかな、
なんて思うのだが・・・。
いずれにせよ、
エルベ・シャプリエの復権に、期待したい。
by boppuccino | 2007-09-15 23:59 | place