too hot summer in Jamaica,1965

1965年、ジャマイカの夏はあまりにも暑すぎた。
そのため、当時流行していた音楽「スカ」のビートを
よりスローダウンさせたクールなサウンド
「ロック・ステディ」が誕生した・・・・・

というようなエピソードを、
以前どこかで読んだことがある。
どこまで本当かはわからないが、
何とも素敵なエピソードであることには違いない。

さて、昨日取り上げた
映画「Ruffn' Tuff」では
何人かの「伝説」のミュージシャン達に
「最初にロック・ステディを演奏したのは誰か?」という
質問をしている。

その答えが面白かった。

アルトン・エリスもグラディも皆
「最初に演ったのは、実はオレなんだよ」と答えているのだ。

が、しかし、
話を聞いていると、どれも真実に聞こえてくるし、
別に誰もウソをついているわけではなさそうだ。

いや、音楽とはそういうもので、
新しいリズムは
ある日突然、誰かが発明するものではなく、
その場所、その土地から
自然に、徐々に、出来上がっていくものなのだろう。

が、それでもつい
「最初にロック・ステディを演ったのは誰?」と
探ってしまうのがファン(またはマニア)の心理であり、
「最初のロック・ステディはオレが演ったんだよ」と
答えてしまうのがミュージシャンの心理というものなのだろう。

ところで、ここまで読んで
「そのロック・ステディって何なんだ?」と思った方は多いはず。
ロック・ステディとは60年代後半の、
スカからレゲエに移行する「過渡期」の音楽であり、
リズム自体は後のレゲエとほぼ同様の、
あのスローな裏打ちのリズム。

そして「知らない、聴いたことがない」と思っている皆さんも、
実は60年代ロック・ステディの名曲を
知らず知らずのうちに、耳にしているのです。

その名曲とは、
パラゴンズ(The Paragons)の「The Tide is High」。

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彼等のアルバム「On the beach」に収録されている。

「I wanna be your No.1 ナ〜ンバ〜ワ〜ン」と
歌われるこの曲は、
ここ数年ずっと、「サッポロ・ドラフトワン」のCMで
いろんな人が歌っていたので、
皆さんもおそらく一度は耳にしているはず・・・。

40年前のヴィンテージ・ジャマイカン・ミュージックが
21世紀の日本で、多くの人に受け入れられている、という事実・・・。

改めて、そのオリジナルを生み出したミュージシャン達に
ここで敬意を表したい。
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by boppuccino | 2006-12-05 01:01 | sounds
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