age of vintage microphone

マンガ「デトロイト・メタル・シティー」でも
「渋谷系」を象徴するミュージシャンとして
再三にわたって登場するカヒミ・カリィ。

先日、そのカヒミさんがパーソナリティを務める
ラジオ番組を、たまたま聴いていたのだが、
そこではゲストのミッシェル・ウラン氏という人と
ヴィンテージ・マイクについての話題で盛り上がっていた。

僕はミッシェル・ウラン氏のことは
全く知らなかったのだが
(というか今でもよく知らないのだが)、
その筋では有名な人なのでしょうか?

「トリオ・ロス・ミッシェル・ギンガ」というグループで
活動するミュージシャンで、
ヴィンテージマイクのコレクターらしい。

日本語ペラペラだったので、おそらく日本人かと思われる。
そして僕の中では勝手に、
サッカー解説者・宮沢ミッシェル氏の顔が
イメージ映像として浮かんでしまって離れない。

さて、そのトークの中で、
あるアルバムが話題に挙がった。
そのアルバムとは、
ブロッサム・ディアリーの「Blossom Dearie」(1956年作)。

このアルバムのジャケット写真に写っているマイクと
同じマイクをミッシェル氏が持っていて、
そのマイクで録音したという、
カヒミさんとミッシェルさんによる演奏を、
ラジオでかけてくれたのだ。

c0077105_0124066.gif

写真の左下の黒い物体、わかりますか?
ブロッサムの顔とほとんど同じぐらいの大きさ。
実際かなりデカイらしくて
カヒミさんも「大きいですね・・」と言ってた。

で、そのサウンドを聴いて驚いた。

まさに1950年代のブロッサム・ディアリーのレコードの
サウンドがそこに甦っていたのだ。

僕自身、この時代のサウンドが大好きで
日頃から「どうすればこういうサウンドになるんだろう?」と
思っていたので、その答えに一歩近づいた・・・・
そんな思いだった。

ヴィンテージマイク恐るべし・・・。

さて、
そんなカヒミ・カリィさんのニューアルバム「Nunki」でも
ミッシェルさんのヴィンテージマイクが
多数使われているらしい。

c0077105_0132510.jpg

このアルバムには大友良英氏やヤン富田氏、
そしてコーネリアスも参加。
「音楽」と「音」の中間、「歌」と「声」の中間、とでも
いうようなサウンドが展開されている。

言うまでもないだろうが、
そこには「渋谷系」の「渋」の字もなければ
フレンチポップスの「仏」の字もない。

「変わらないために、変わり続ける」カヒミ・カリィに
渋谷系ラヴァーとして、ここで敬意を表したい。
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by boppuccino | 2006-12-02 00:00 | sounds
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