piano man in Mito

ピアノマン愛用、
ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)のドレスシューズ
「コベントリー(Coventry)」

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履き心地抜群のタフな一足であったが、
もう5年近く履いたら、
さすがのビルケンも靴底に穴が・・・。

で、ビルケンは靴のソールの交換が出来るというので、
先日初めて修理に出したのだが、
その靴が生まれ変わって帰ってきた。

ビルケンのソール交換(両足オールソール交換)、
気になるお値段は・・・・12600円。

決して安いとは言えない、
というか、高い・・・。
新品が一足買える値段か?
(ちなみにサンダルだともっと安いみたいです)

でも、愛用の靴を
これからまた5年は履けるのかと思うと、
今まで以上に、愛着がわいてくるのです。

さて、ピアノマンは帰ってきたビルケンを見ながら、
この靴と共に過ごした日々について、
思い出したのであった。

以下回想・・・・・。

かつてピアノマンはよく結婚式の披露宴で
ピアノを弾いていた。

結婚式などに演奏者を派遣する業者の人と知り合って、
仕事を紹介してもらっていた。

いや、「知り合った」と言っても、
実は直接会ったことは一度もなく、
すべて電話のやりとりだけだったのだが・・・。

最初は都内の、渋谷や青山あたりの
かなりオシャレな結婚式場やレストランに行って
演奏していたのだが、ある時期から
「新しい契約を取ってきた」と言って
埼玉や千葉、茨城、群馬あたりの式場にも行って欲しい、と
頼まれるようになった。

遠いな・・・・・と思いつつ、
でも、頼まれたらすべて引き受けた。

最初に行ったのは水戸だった。
水戸駅まで2時間半、
そこからさらにタクシーで30分ぐらい行った
国道沿いにある出来たばかりの結婚式場は
まるで宮殿のような、
白くライトアップされたゴージャスな建物であった・・・。

「これか・・・」と思いつつ裏口の通用門を入ると
建物内部は、迷路のようであった・・・。

そしてスタッフ用の通路を通っているうちに、
自分が入ってきた通用門がどこにあったかも
すっかりわからなくなってしまった。

その日は結婚式ではなく、
これから結婚式を挙げる人達が、
当日出される料理を試食しながら
会場の設備や演出などの説明を聞く、
「お食事会」だった。

そこでの僕の役割は
「オプションでピアノ生演奏を入れると
こんなにムーディーになります。いかがですか。」という
PRの演奏であった。

で、ムーディーにPRタイムを終えた僕は
出番が終わったら帰ってよい、と言われていたので
帰ることにした。
だがお食事会はまだ続いていて、
スタッフはみなその会場にいる。
通路には人が誰もいない・・・。

果たして宮殿の迷路から抜け出せるかどうか、
それだけが気掛かりであったが・・・・
まあ何とか、出口にたどり着くことは出来た。
で、その時ふと思った。

「帰りのタクシー、どうしよう?」

式場のスタッフの人に頼んで呼んでもらえば
それが一番手っ取り早いのだが、
もう一度、宮殿の迷路に戻ることを考えると、
どうにも気が重い。

まあ歩いていればそのうち通りかかるだろう、と
思って歩き出したのだが、
いつまでたってもタクシーが通らない。

東京と違って、水戸の国道を
タクシーなんて走っているわけがない、ということに
ようやく気がついた。

でもまあいいや、バスも通ってるみたいだし、
そのうちバス停があるだろう、と思って
そのまま歩いていたのだが・・・・

結局バス停に着くまで、
2時間近くも歩いてしまった。

しかも季節は12月下旬、
夜だったし、かなり寒かった。

バカみたい・・・。

今だったらそう思うが、
でも何故かその時は、歩いていて楽しかった。

それは何故か?

その時履いていた靴がビルケンだったから・・・・。

2時間歩いても、足は全然疲れないし、
とにかく快適だった。

普通のドレスシューズで2時間も歩いたら、
かなり悲惨な事になっていたと思う。

そんなビルケンにここで改めて敬意を表したい。

ちなみにその後、
帰りの特急「スーパーひたち」の中で生まれた曲、
それが僕のファーストアルバムに収録されている
「帰り道は楽し」なのでした。
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by boppuccino | 2006-11-05 01:11 | products
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