my favorite jazz album

先日紹介した「ジャズ批評」,
今号の特集は「私の好きな一枚のジャズ・レコード」。

その企画に敬意を表して(というかパクり・・),
僕もここで「私の好きな一枚のジャズ・レコード」を紹介したい。

僕が紹介したいジャズ・ミュージシャンはこの人。
ピアニストのベニー・グリーン(Benny Green)。

ニューヨーク出身の白人ピアニスト。
1963年生まれだから,今年43歳。
まさに現役バリバリ。
この世代の現役ピアニストの中で
僕が今,最も好きなのがベニー・グリーン氏。

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なかなかのイケメンでありナイスガイであるが,
そのプレイの特徴を簡単に説明すると・・・・

まずはなにより,「黒い」こと。
彼は白人であるが,そのプレイは
往年の黒人ピアニストを彷佛させるような
ファンキーでゴキゲン,そして
ブルース・フィーリングに満ちたものである。

そしてものすごいテクニック。
両手をフルに使った超早弾きは
かつてのフィニアス・ニューボーンを彷佛させる。
とにかくスゴイ。

そして,僕が最も好きなのが,
彼がビ・バップ以前の,
古いスタイルのピアノを深く掘り下げ研究し,
自分の演奏スタイルに取り入れている,という点だ。

今,演奏力のあるジャズ・ミュージシャンは沢山いる。
いや,多すぎて数え切れない程なのだが,
本当に「共感を覚える」ジャズマンとなると,
あまり名前が浮かんでこない・・・。

ベニー・グリーン氏は
僕が最も「共感を覚える」ピアニストの一人だ。

さて,そんな彼のリーダーアルバムは多数あり,
その中から一枚,紹介しようと思ったのだが,
どうもアルバム単位となると,ピンと来ない・・・。

リーダー・アルバムということで,
どれも彼なりのこだわりが感じられ,
それは選曲やアレンジ,そして演奏テンポなど,
随所に見られるのだが,
そのこだわりがかえって
アルバム全体の印象を,
地味で難解なものにしてしまっているように,
僕には思えるのだ。

「もっと気楽に,ゴキゲンにスウィングすればいいのに・・」
そう思ってしまう・・・。

で,これ。

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「Dear Mr.Cole」John Pizzarelli

粋なギター弾き語りの名手,ジョン・ピザレリが
ナット・キング・コールのレパートリーばかりを取り上げた
1994年の好企画アルバムだが,
ここにピアニストとしてベニー・グリーンは参加している。

どうやらこのアルバムはレコード会社の企画で
ピザレリとベニーはこの録音が初対面らしい。
そして曲は超有名なスタンダードナンバーばかり。

ということでそのセッション大会は
お気楽かつ熱く盛り上がり,
ベニーの最高に楽しいプレイが聴けるのだ。

「ハッピーにスウィングすること」の
楽しさ,素晴らしさを教えてくれる一枚。

やはり僕はお気楽なジャズが,好きなんですね。
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by boppuccino | 2006-10-28 01:11 | sounds
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