standing alone in Shimokitazawa

小田急線・下北沢駅北口を出てすぐ右手にある
「昭和」の面影を残すアーケード街、
「下北沢駅前食品市場」。

昭和20年代から続く、「シモキタのアメ横」。
そのルーツは終戦直後の「闇市」だと言われている。
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そんな下北沢駅前食品市場の中にある
老舗中の老舗アメカジショップ「アメリカ屋」。
昔ながらのアメリカ製の服が,
昔のままに置いてある,そんなお店。
でも実は渋谷あたりのセレクトショップと
その商品構成は,大して変わらないのかもしれない。

さて,そんな「アメリカ屋」だが,
昔ながらのご主人がやっているお店のすぐ隣に、
若いご主人(たぶん息子さん)がやってる
「アメリカ屋・分家(?)」があり最近愛用している。

その「分家」のご主人だが,
いつも直立不動で,「いらっしゃいませ」以外は
全く話しかけてこない。

普通,洋服屋の店員さんって
店内をうろうろして服をたたんだり
パソコンに向かって何かやったり,
とにかく動いてるイメージがあるけど,
ここのご主人はとにかくいつも,直立不動だ。

しかしその品揃えからして,
どう考えても,タダ者のはずがない。
きっと「ヴィンテージ話(略してビンばな)」を
聞けるに違いない。

そんなわけで,ヘインズのパーカ(前回参照)を手に,
「これっていつ頃のモノですか?」と
さりげなく話しかけてみた。

で,話してみるとこのご主人,
メチャクチャ面白い人だった・・・。
そして一度話し出したら止まらない,
そんな人でもあった・・・。

話はヘインズのスウェットに始まり,
やがて「下北沢駅前食品市場」の
現在と今後についての話題に・・。

下北沢駅は地下化されても,
この老朽化したアーケード街は
おそらくあと10年ぐらいは
現在のまま残るだろう,とのこと。
もう10年以上前から再開発の動きはあるが,
結局ほとんど進展していないし,
多くの土地所有者の同意を得るのは容易な事ではなく
今後も相当な時間がかかるだろう,とのことだ。

そして「アメリカ屋」も,
「僕が元気な限りは続けます」と,頼もしい答え。
(ただし「大地震が来なければ・・・」だそうです。)

最後に,「今や貴重なデッドストックの服が
こんなに安くていいんですか?その安さの秘密は?」
という質問をぶつけると,
その答えは・・・・

「自分の土地なので家賃がかからない」
「従業員が自分一人なので人件費がかからない」という,
予想外のごくマトモな答えが返ってきた・・・・。
そう,アメリカ屋はあくまでも
「商店街の洋品店」なんですね。

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それにしても,
こだわりのある人の話を聞くのって面白い。

そんな下北沢アメリカ屋に,改めて敬意を表したい。
そして秋冬の掘り出し物に,期待が高まります。
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by boppuccino | 2006-09-14 01:01 | place
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