piano man in the lounge
「ラウンジは 遠くにありて 想ふもの」
そんな有名な句があったと思うが、
誰が詠んだのか、思い出せない・・・。
さて、数年前から音楽のカテゴリーに
「ラウンジ系」という言葉が定着した。
「ラウンジ系DJ」
「ラウンジ系コンピレーションアルバム」
「ラウンジ系クラブイベント」等々・・・・
「ラウンジ系」とは、
ダンスフロア向けの音楽よりややソフトな
「オトナの和み系音楽」を表す言葉として
今では幅広く使われているように思う。
では実際に、
「ラウンジ」とはいかなる場所か?
何となくイメージはできるが、
例えば「麻布十番のピアノラウンジ」と言われても、
実際行ったこともないし、
ピンと来ない人も多いのでは?
麻布十番のラウンジ、こんな具合です。
ここはかなり新しいお店なので、
スタイリッシュな感じ。
古い店だと、また違う雰囲気になると思う。
どの店にも共通するのは「いやらしさ」か?
・・・と、そこに現れた謎のピアノマン。
鍵盤の前に座り、ポロポロッと弾き出した曲は
「あなたと夜と音楽と」
ム、ムーディー・・・・。
が、ピアノマン、
その足元をよく見ると何と・・・・ビルケン。
しかも内股・・・。
ビルケンシュトックのドレスシューズ 「FOOTPRINTS」。
あまり見かけないかもしれないが、
さすがビルケンだけあって、履き心地は最高。
見た目もかわいいし・・・・・
・・・・とピアノマンは言っていた。
最後に、
ピアノマンがお気に入りのラウンジ・ミュージックを
紹介してくれた。
ラテンジャズのヴィブラフォン奏者、
カル・ジェイダー(Cal Tjader)。
モンゴ・サンタマリアやウィリー・ボボといった、
最強のリズムセクションを従えながらも、
常にクールなラウンジ向けのサウンドを展開している。
そしてヴィブラフォン特有の
「グァァァ〜ン」というヴィブラートの深さと
それを使うタイミングの良さ、全てにおいて素晴らしい。
日本ではヴィブラフォン奏者の数は本当に少ない。
でもいつか共演してみたい・・・・
・・・・と、ピアノマンは言っていた。
by boppuccino | 2006-08-09 01:11 | place