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we will be hip

大阪に住む友人のミュージシャン、
スチョリ氏からメールが届き

「ジャズピアノに本腰を入れて取り組む」

とのこと。

スチョリ氏ぐらい弾ければ十分、という気もするが
それでも多くのミュージシャンにとって、
ジャズという音楽はとても大きな「壁」であり
簡単に乗り越えられないもの。

かくいう僕も10年以上、格闘してきたわけですが・・・。

さて、そのスチョリ氏のメールに

「ジャズピアノ上達のポイントは・・・?」

と書かれていたのに
それっきり返事出してなかったので(スイマセン)
ここに書いてみます。

自分自身の経験から思うに、
ジャズピアノ上達のポイントは3つ。

僕がジャズピアノを始めてから数年経って
何となく弾けるような気分になっていた頃、
しかし明らかに自分の演奏は何かがおかしい、
「手癖」のオンパレード、硬いタッチ・・・・

「このままではダメだ・・・」

と感じた時に苦心の末取り組んだ事。

1.「移調」
僕が具体的にやった事は
4小節ぐらいのフレーズをレコードからコピーしては,
それを全てのキーに移調して弾けるように
繰り返し練習すること。

2.「リズム」
その時、それまでは嫌いで使っていなかったメトロノームを
必ず使うようにした。
その事で、やがて演奏に明らかな変化が・・・。

3.「左手」
それまで左手は和音を押さえるだけだったが,
必ずウオーキングのベースラインを弾くようにした。

この練習に取り組んでから,
明らかに,自分の演奏が変わった。
といっても,
この「ポイント」に気づくまでに5年、
変わるまでに5年ぐらいかかったのだが・・・。

でもこのあたりから
ようやくピアノを弾くのが楽しくなってきたし,
また,落ち着いて弾けるようになった。

いや、まだまだ、満足できるレベルではありませんが・・・。




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共にジャズピアニスト&ヴォーカリストであり、
名曲「I'm Hip」の共作者でもある
ボブ・ドロウとデイブ・フリッシュバーグ。

2人が2台のピアノで
スウィンギーかつユーモアあふれる
まさに「ヒップな」演奏を披露している
最高に楽しいライブアルバム。

いつかスチョリ氏と二人で
このアルバムのようなライブができたら、最高です。

by boppuccino | 2013-01-13 23:59 | sounds