Mr.Lloyd Brevett R.I.P

1960年代初頭に
ジャマイカで生まれた音楽「スカ(Ska)」。

そのオリジネイターである
「スカタライツ(The Skatalites)」のオリジナルメンバー、
ベーシストのロイド・ブリヴェット(Lloyd Brevett)が
亡くなったらしい。
享年80歳。

とても残念だが、
最近までライブツアーにも
参加していたようなので、
ミュージシャンとしては
幸せな晩年だったんじゃないかな、という気もする。









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1960年代ジャマイカの
トップスタジオミュージシャン達によって
結成されたスカタライツ、
その活動期間は1963年から1965年の
ほんの2年足らずだったこともあり
スカタライツの名前はどこか謎めいていて、
その存在は「伝説」になっていたが
1990年以降、本格的に再結成され、
コンスタントに活動していた。

僕も90年代にスカタライツの来日公演を
何度か観に行っている。

スカタライツの来日公演に
初めてロイド・ブリヴェットが参加した時の
ライブも観ていて、
この時は確かドラムのロイド・ニブも
初来日だったので、

「あのスカタライツの
オリジナル・リズムセクションが聴けるなんて!」

と興奮したのを覚えている。

場所は確か日比谷の野音だった。

初めて見たブレヴェット氏は
ドレッドヘアで、長身で、
背筋をピンと伸ばしてアップライトベースを
ブンブン弾いていた。

その格好良さと音の太さに感動したのを
今でも覚えている。



さて、そんなスカタライツ、
ここ数年でほとんどのメンバーが他界してしまい、
これでオリジナルメンバーは
アルト・サックスの
レスター・スターリング一人だけに
なってしまったということか・・・。

にもかかわらず、
近年はすっかり世界的「メジャー」なバンドとして
ワールドツアーを行い
世界各地の音楽フェスの常連になっているようで、
オリジナルメンバーがいなくなっても
ジャズでいえば「グレン・ミラー楽団」のように、
昔の名前で昔のヒット曲を演奏し、
そこに「スカタライツ」の名前が付けばOKという
感じになりつつある。

正直に言えば
そんな「今」のスカタライツには
あまり興味がなくなってしまったが、
それでも、一時期は不遇の時代を
過ごした(であろう)ミュージシャン達が
数十年の時を経て
世界中の若者にリスペクトされ再び集結し
人生の最期を共に過ごした、というストーリーは、
やはり感動的であり、
ここにも音楽の持つ不思議な「力」を
感じてしまうのだ。

偉大なるミュージシャン、
ロイド・ブリヴェット氏の
ご冥福をお祈りします。




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by boppuccino | 2012-05-09 23:59 | people
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